桜のページ | ||||
桜は風景写真を撮影する上で避けて通れない重要な被写体です。昔から特別な花として多くの人々が愛でており、古くからの桜の名所であったり、長い間咲き続けた巨木であったりと日本の歴史には欠かせない花でもあります。但し、昔撮られた写真と現在を比べると花の付き方や樹木の元気具合といったものが変わってきている桜もよく見かけます。 3月下旬が近づくと、今年はどの桜を撮影に行こうかと計画を立てたりしていますが、意外にも以前訪れたことのある場所に再訪する機会が多くあります。再訪することによって以前は気付かなかった魅力を発見できるから・・・というのは格好良い理由ですが、私の場合はだた単に「前回うまく撮影出来なかった」ことが殆どです。 桜の撮影はとても難しく感じていますが、「咲き誇る期間があまりに短い」「桜の淡いピンク色がうまく表現できない」が大きな理由だと思います。前者は遠目に見ると満開のように見えて、近くで見ると花びらが散っていることが多く、主役の部分を探すのに苦労することがあります。例えば散った花びらが地面に落ちている景色等、工夫をしてはいるものの腕がついてきていない状態です。後者はカメラの露出の関係で、桜の色を機械が「明るい被写体」だと認識することで出来栄えが暗めになりやすいです。露出を変えてみたりはしますが、いつもしっくり来ないもやもや感が残ります。 結局満足に終わることが殆どない桜撮影ですが、それでもめげずに撮影した分を掲載しています。苦労の片鱗が少しでも伝わればと思います。 |