田多井(長野県安曇野市)H18.4.23     
長野県安曇野市堀金にある田多井地区には立派な枝垂れ桜が数多く存在します。のんびりした風景の中、あらゆる場所に墓地があり、その横にはその墓地のために植えられているかのような巨大な桜の木が多数存在します。墓地の中にあるものばかりですので、正直お花見というよりは写真撮影をして楽しむのが最適ではないかと思われます。

田多井地区に行くにはちょっと分かりにくく、県道25号から大体の方角を決めた上で細い道を入っていくしかないのが現状ですが、山の方角へ向かうと何とかたどり着けそうです。

立派な桜の木の中には独自の名前が付いているものもありますが、最初に掲載した立派な木は「田多井観音堂のしだれ桜」と呼ばれる、この付近で一番立派な桜と言われています。この桜を撮影した場所から360度見渡すだけでも、立派な枝垂れ桜が何本も見えている状態です。別ページの「安養寺」も近く、枝垂れ桜の巨木がいくつも存在する地区は全国探してもそうないと思います。

見頃は4月中旬~下旬ですが、たくさんの枝垂れ桜が同時期の満開になると思いきや、意外とそれぞれの木で満開時期がずれているようで、いくつかの桜は葉桜となっているものもありました。その中でも一番有名な桜が満開であったのは運が良かったのかもしれません。

この時期は私同様に桜を求めて多くの写真愛好家が訪れており、狭い道路に路上駐車が至る所に見受けられるとのことでしたが、何故か訪れた当日はあまり来訪者がおらず、路上駐車も殆どありませんでした。もしかしたらピークは前の週で、訪れた時はピークを過ぎていたから訪問者も減っていたのかも・・・それでこの美しさだったとしたら更にびっくりです。

地球温暖化もあり、各地の桜の満開時期が早めになっている傾向がありますが、次に田多井地区に行く機会があれば、4月15日事頃に再訪したいと思っています。