五斗蒔田桜(福島県郡山市)H28.4.17
  
五斗蒔田桜はシダレザクラが多く存在する郡山市中田町にあり、かの有名な「紅枝垂地蔵桜」から徒歩15分の場所にあります。交通の便も同じで、郡山東インターから車で20分、もしくは郡山駅から「柳橋」または「小野」行きバスで「安積高校御舘高」バス停から徒歩30分で到着します。バス使用だと結構不便ですが、徒歩でいくつかの桜を巡ることができるので、バス使用も良いのかもしれません。

県道40号から途中細い道に入り、上り坂の後に下り坂を下った途中の、道横の堤防のような高台の上に桜は立っています。手前には観光客用のテントがありましたが、私は早朝に訪れたため誰もいませんでした。なお、土手の下には馬頭観音様が祀られていました。

樹齢150年と言われ、三春の滝桜の子孫と言われています。このあたりの巨木と比べると比較的新しい桜になりますが、幹の太さは細いものの、大きさと花の付き具合は十分素晴らしいものでした。高台にあるので遠景との組み合わせも良いですが、当日は雨天のため色が映えませんでした。

五斗蒔田桜のある木目沢地区は藩政時代には馬の名産地として知られ、その名残で馬頭観音様が祀られていたようです。この桜は、はじめは「馬頭観音桜」と命名される予定でしたが、何故か結局この土地名である「五斗蒔田桜」と命名されたとの事です。