姫路城①(兵庫県姫路市)R4.4.3
姫路城は1993年に奈良・法隆寺と共に日本初の世界遺産に登録もされている日本を代表する城ともいわれ、その優雅な姿から「白鷺城」の別名があります。現存する姿は関ヶ原の戦いの後に城主となった池田輝政が江戸時代(1617年)に建てたもので、数多くの国宝や重要文化財が存在します。元々は1346年の南朝時代に赤松貞範がこの地に築城したのがはじまりと言われていますが、当時は小規模なものであったと考えられています。2015年には平成の大修理が終わり、以前より更に白くて綺麗な姿になりました(逆に白くなりすぎたような気もします)。

戦国時代は山陽道の要所として栄えたものの、明治時代には払下げが行われ、100円で落札されたものの取り壊し費用が莫大なため落札者が願い下げしたり、幕末には新政府軍に包囲されたり、太平洋戦争時の2度の空襲の際には焼夷弾が天守閣に直撃するも不発だったため奇跡的に焼失を逃れるなど、不遇の時代を耐えながらも現在までその姿を残しています。

春にはソメイヨシノ・枝垂れ桜等1000本の桜が4月上旬に満開となり、白い城郭との美しい組み合わせを見る事ができます。なお、姫路城は入口から天守閣にたどり着くまでに、思った以上に長い距離を歩きますが、いろんな場所から天守閣を望むことができるので、思い思いの撮影をすることが出来ると思います。但し、天守閣までの廊下は細く、人も多いため、なかなか前に進むことが出来ないので、慌てずに進みましょう。

私は姫路城を桜の時期に撮影するのが毎年楽しみに思い、いつも訪問場所の候補に挙げているのですが、初めて訪れた平成9年3月30日の次に再訪したのが掲載している令和4年4月3日でした。初回での写真があまり残っておらず、またリバーサルフィルムで撮影した画像は曇り空だったためか暗めの出来上がりになっていました
。いつか再訪してやると思いながら、何故か25年もかかってしまいました。その分二度目の撮影ではデジカメで十分な数の撮影をしたので、2ページに分けて掲載します。なお、こちらでの画像は、姫路城の有料区域内に入るまでの画像を掲載しています。