福田寺(福島県二本松市)H28.4.16
福田寺(ふくでんじ)は安達三十三観世音の7番札所(千手観世音)です。そして境内には「福田寺の糸桜」と呼ばれる大きなシダレザクラで有名です。桜は国道349号から桜の姿が見えるのですぐ分かります。樹齢は約300年、樹高20m、幹周5mであり、三春滝桜の子・合戦場の桜の親と言われています。なお糸桜はシダレザクラの異称で、シダレザクラの中でも特に枝先が長く、細長い花穂が地に達するほどに垂れるものを糸桜と呼ぶのだそうです。

私が訪れたのは当日の桜巡りの中でも最後の方でしたので、夕暮れの日差しが桜に当たって綺麗に見えていました。撮影のタイミングは良かったのですが、入口から寺に向かって桜を見ると駐車場が入ってしまい、寺から入口に向かって桜を見ると住宅が入ってしまい、横から正面から撮影すると、岩肌がえぐれた殺風景な斜面がバックになります。右斜め後ろの杉の木をバックにすると桜が映えるので、その方向からの撮影がほとんどになってしまいました。もう少し周りの景色に気をつかっていただいていたら、更に魅力ある場所になると思いますが、なかなか思うようには行かないのでしょう。ちょっと勿体ない気がしました。