阿智村(長野県阿智村)
H19.4.7・R4.4.18
阿智村は長野県の最南部に位置し、岐阜県との県境にあります。中央道で岐阜県・中津川ICを通過後、恵那山トンネル(全長8649m)の長いトンネルを出た瞬間に現れる園原IC(上りのみ)が村唯一のICです。阿智村は山に囲まれた部分が殆どですが、北東部は飯田市に面して平地が広がる部分もあります。阿智村は小さな村でありながら桜の名所として有名で、「駒つなぎの桜」「黒船桜」「説教場の桜」「御所桜」「六道の枝垂桜」等多くの銘木があります。その多くが4月中旬~下旬が見頃ですので、まとめて巡ることが出来るのが魅力です。

初めて阿智村を訪れたのは平成19年でしたが、この時は伊那路の桜(別ページ参照)がメインであり、伊那市・駒ケ根市・中川村・松川町・豊丘町と順に南下して、大阪に帰るために中央道のICに向かう途中に偶然通過しただけでした。街中を走った後、街外れの川沿いの森に見頃の小さめのシダレザクラを見つけました。桜は言うことのない美しさでしたが、場所が駐車場やプレハブに囲まれた場所でした。バックの森を背景にして撮影しました。また、少し歩いた場所に森が開けて田畑がある場所がありました、その隅に白梅と大きなシダレザクラが並んでいる場所がありました。見事なシダレザクラを見つけ、興奮して撮影していましたが、見物人は皆無なのが寂しかったです。結局この二つの無名の桜を撮影しただけで、最初の訪問は終わりました。

再訪は15年後の令和4年でした。春になる度に撮影に行きたいと思っていた「駒つなぎの桜」への訪問を実行に移したものですが、早朝に現地に着くと霧雨と濃霧の状態でしたが、逆に良い雰囲気だったのでラッキーでした。駒つなぎの滝へは、手前の駐車場で駐車後、徒歩で10分程歩く必要があったのですが、その駐車場付近には4本のシダレザクラがあり、若干見頃は過ぎたものの、まだ見ごたえがある花付きでした。駐車場からは村を見下ろすことができ、手前にあるシダレザクラと村を挟んで対面の霧深い山々との組み合わせを撮影することができました。

その後「駒つなぎの桜」「黒船桜」「扇平のシダレザクラ」「御所桜」と巡りましたが、それぞれ別ページに掲載します。