王仁桜(山梨県韮崎市)H19.4.6     
JR中央本線韮崎駅からタクシーで20分程走った高台に、この桜はあります。私が訪れた時は周りは田畑が広がっていましたが、今は水仙の花が足元に植えられている等整備がされているようです。意外にも全国的に知られたのはそれほど昔ではないとのことですが、旧郵政省のポスターや、2004年にテレビドラマの画像に使用されたことから更に全国的に知られたようです。

桜自体は、推定樹齢約330年、幹周り3.6メートル、樹高17メートルの見事なエドヒガンザクラで、田畑の真ん中にこんもりと盛り上がった小山の上に1本桜が咲いています。王仁(わに)桜の名前の由来は、日本武尊の王子・武田王の前方後円墳、王仁族が住んでいた場所などの諸説から来ています。

遥か遠くには八ヶ岳が見え、晴れた日に桜と共に撮影された写真がよく見られます。八ヶ岳が雪を抱いている姿と撮影している写真を私も撮影したいと思っていましたが、実際行ってみると雪は全て無くなっていました。更に写真で見る以上に八ヶ岳は遥か遠くにあり、望遠で引き寄せない限りかなり小さくなってしまいます。

雪を抱いた八ヶ岳はありませんでしたが、綺麗な形の雲が青空一面に見られ、満開の桜を彩っていました。撮影時は夕方近かったこともあり、観光客は少なかったですが、桜の時期は100台分の臨時駐車場(無料)が用意されるほど観光客が多く詰めかけるようです。

また、満開時の日暮れ時にはライトアップされて幻想的な夜桜も楽しめます。