福島県郡山市内 H28.4.16~17
福島県郡山市は福島県内でも有数の大都市ですが、広大な面積の殆どは自然豊かな場所です。北は三春町や二本松市、東は田村市や小野町、南は須賀川市と、桜の銘木が多く存在する市町に囲まれており、郡山市もその桜の名所の中心地と言えるほどの桜の銘木が多く存在します。ここでは別ページ「紅枝垂地蔵桜」「上沼不動桜」「忠七桜」等以外の桜を掲載しています。

現地を訪れた平成28年4月16・17日は、桜の見頃にほぼぴったり当たり、素晴らしい桜が多く見受けられました。とはいえ、やはり日の当たり具合や桜そのものの見頃の違いがあるため、訪れた桜の2割程は見頃を過ぎていた状態でした。その中で花が付いている桜を探しながらウロウロしていましたが、初日の16日は目当ての桜を辿ることに精一杯で、道中の桜に目を向けるのが疎かになっていました。

17日は郡山市内から離れ、田村市や小野市へ向かうため、早朝から車を走らせましたが、その道中の桜に目を向ける余裕があったため、色んな桜を撮影することができました。このページに掲載した写真の殆どが17日に撮影したものですが、上から5段目のシダレザクラは16日撮影です。この桜は山奥の民家に囲まれた高台の芝生上に咲いており、そこまでは車一台がギリギリ通れる程の道を上がる必要がありました。早朝だったので誰も来ないかと撮影していると、桜のすぐ下の家からおばさんが出てきて話しかけてきました。どこから来たのかと尋ねられたので「大阪です」と答えたところ、「まぁ遠いところから。私の娘が神戸に嫁いでいるんですよ」とおっしゃいました。こんな山奥から遥か神戸に行ってしまうとは、娘を持つ私としても切ない気持ちになりました。