平野神社(京都市北区)H23.4.10
平野神社は京都市北区にある神社で、創建は平安京遷都時に遡ります。元々は桓武天皇の生母にあたる高野新笠の祖神として平城京内に祀られた神祠でしたが、それが平安京遷都に伴って大内裏近くに移し祀られたことから始まったと推測されています。

古くから桜の社として知られ、現在は約60種類400本あまりの桜木が境内を埋め尽くしており、種類の分だけ長い期間楽しめます。また、夜桜の期間中は、拝殿でクラシックを中心とした桜コンサートも開催されます。

実際に行ってみると、普通の街中にこれほどの桜が密集しているのは驚きですが、無料で見る事ができるため観光客もかなり多く、桜の下で皆が密集して花見をしている状態はとても窮屈です。上を見上げると夜桜用の照明のための配線が目立ち、写真撮影にはあまり向いていない場所と言えます。

折角の桜の名所が残念ですが、近くには北野天満宮や金閣寺、仁和寺等見どころが多い場所でもありますので、名所めぐりの一環としての来訪には良いと思います。