岩井畝の大桜(岡山県真庭市)R5.4.1
岩井畝の大桜は醍醐桜のある場所から車で10分程度で到着する場所にあります。醍醐桜とほぼ同じ時期に満開を迎えるので、一緒に見ることが出来ます。

推定樹齢約800年のヒガンザクラの一種「アズマヒガン」で、真庭市の指定天然記念物になっています。幹の周囲6.5m・枝張り23mと岡山県下で2番目に大きい桜とされていますが、もちろん一番の大木である醍醐桜を見た後では、かなり小さく感じてしまいます。しかしながら十分に貫禄のある老桜であることには変わりはないです。

カーナビに案内されて山奥の細い道を辿っていくと、カーブに隠れた小さな集落に大桜はあります。キツい傾斜に桜は立っており、小さな集落を見下ろすようになっています。斜面を登ることもでき、桜と共に集落を見下ろす構図で撮影もできます。また、道を挟んで向かいの斜面には神社の参道があり、逆に大桜を見下ろして撮影することも可能です。

傾斜面に咲きながらも色々な角度で撮影が出来る利点がありますが、問題は集落に存在するため、電線が撮影を邪魔している点です。特に向かいの神社からの俯瞰撮影はかなりの電線が入ってしまい、撮影を断念しました。加えて谷間にあるため、午前中は逆光(日陰)となり、桜の色等が出ずに暗い写りになってしまいます。醍醐桜がかなり混みあうため、人が少なめな午前中に訪れるのが一般的なので悩ましいところです。