大雷神社(福島県田村市)H28.4.17     
大雷神社は、JR磐越東線・神俣駅から東へすぐの高台にあります。なお、別ページに掲載しています剛叟寺は神俣駅の西側すぐにあるので、花見の時期にはこの駅で降りる観光客も多いかもしれません。

大雷神社は雷が落ちて事故が起きないようにとの願いを込めて、氏子によって奉納された神社で、寺の入口すぐにあるこの樹齢350年と言われるエドヒガンザクラの開花は稲の種まき時期の目安と言い伝えられています。なお、樹高15m、幹周2.7m、枝張り16mで、現地の説明書きによれば、今より枝張りは長かったものの、風雪に耐え切れず折れてしまい、往時の面影はないとのことですが、今の状態でも十分立派な桜だと思います。

民家の横の細い道の行き止まりが神社の境内のようですが、何も隔てるものもないままいきなり桜が出迎えてくれます。その左後ろには小さな鳥居があるのですが、その奥は暗い森になっていて見えませんでした(きちんと確認していないだけですが)。桜のその背後は芝生のような広場(といっても車一台が通れる程の幅が後ろに続いています)がありますが、150m程で行き止まりとなります。行き止まり付近の傾斜途中の芝生には、小さなシダレザクラがありましたが、まだ幼木のような細い木でした。

あまり何もない空間でしたが、このシダレザクラは花付きも良く、とても元気で見ごたえのある桜でした。当日は雨天のため誰も訪れていなかったものの、曇り空の影響で桜の色の写りがおかしくなり、撮影には苦労しました。

なお、福島県には大雷神社が4つありますが、関係は不明です。