半木の道(京都市北区)H14.4.13・R4.4.9
京都市内を縦断する形で流れる鴨川は、上流に遡っていくと京阪出町柳駅付近で二手に分かれます。左手の川(賀茂川)に沿って更に上流に行くと、左岸(上流に向かって右側)に京都府立植物園が現れます。その付近の河川敷沿いの遊歩道には、桜並木が続く景色があります。そこは「半木(なからぎ)の道」と呼ばれる散策路であり、73本のヤエベニシダレザクラが見頃を迎える4月上旬はたくさんの人で賑わいます。

北山大橋~北大路橋の間の800mの河川敷にあり、名前は京都府立植物園内にある「半木神社」から由来しています。神木が流れ着いたことから「流木(ながれき)神社」と呼ばれましたが、「洪水で流される」イメージを嫌ったため「半」の字を当てたとのことです。

府立植物園の北端には北山大橋があり、それより下流側が半木の道のエリアですが、それより更に上流にも桜は多くあります。上流側はソメイヨシノが主流で、場所によっては桜のトンネルが出来るほどに規模が大きくなっていますが、その場所まで訪れている人は地元の方が多いそうです。

京都府立植物園も桜の名所として有名ですので、一緒にご覧になるのが良いと思います。