大神山霊園(徳島県美馬市)H14.3.30
徳島県の北部を流れる吉野川のほとりにある美馬市の、更に北に進んだ香川県との県境に近い山間に、大神山霊園はあります。車1台がやっと通れる程の細い山道を進むと、突然広い駐車場に着きます。そこは標高400mほどの山の頂上付近になりますが、そこは宗教法人「八百萬神之御殿(やおよろずのかみのごてん)」の境内となり、同法人が山の斜面を利用して桜の並木道を造成しています。社務所から山頂まで続くソメイヨシノをはじめとした約8000本の桜が植えられ、中でも桜のトンネルとなった遊歩道はとても美しいです。

ここの桜は手入れが行き届いており、桜自体にとても元気があるためか、桜の花びらの付き具合も良く、とても強いピンク色が鮮やかです。全体的に桜の木が低いので、目の高さで桜を見ることが出来ます。また、山の傾斜を利用した造成となっているので、いろいろな角度から桜を撮影できるのが楽しいです。なお、この場所には早朝に訪れましたが、既に駐車場が混んできていた状態であったので、早めの来場が必須です。一般公開は3分咲きの頃から2週間とのことです。

平成14年に購入した桜の名所を紹介したガイドブックでこの場所を知りましたが、その本に紹介されていた「大神山霊園」の名でインターネット検索をしても一切ヒットしません。「八百萬神之御殿」の名で検索をすると、「徳島県で一番人気の桜スポット」等と多くのヒットがありました。何故「大神山霊園」の名で紹介されていたのか不明ですが、その事実を知ったのはこのHPをリニューアルしようとした令和3年になってからでした。そのため長年信じ切っていた名前である「大神山霊園」の名のままで紹介しておきます。