朝・夕方の水辺① H10.5.4他    

橋杭岩(和歌山県串本町) H10.5.4
このページでは、海や湖等水に関する画像で、かつ朝夕焼けの写真を集めました。撮影場所も時期もバラバラですが、テーマが一緒であるので統一感はあるかと思います。

まず橋杭岩ですが、平成6年の元旦の初日の出を新宮市・王子ヶ浜で見ようと、大晦日に当時運行されていた天王寺~新宮間の夜行各停に飛び乗ったものの、乗客が多くて座席部分にすら入れず、デッキで一夜を過ごす羽目になりました。更に寒さに耐え切れず、たまらず串本で下車して待合室で若干仮眠をしました。その後予定外ながら橋杭岩で見た初日の出が素晴らしかったのですが、当時はカメラの趣味はなかったため、撮影は失敗に終わりました。その悔しさが忘れられず4年後に再度朝焼け撮影に挑戦したのが掲載画像ですが、綺麗な雲が岩の背後に真っ赤に染まり、とても感動的な撮影をすることができました。

次に白崎海岸ですが、先述の平成6年の初日の出を見た後、大阪へ向かう列車を途中下車して夕焼けを撮影したものです。岩に大きな穴が空いていた部分をアクセントにして、綺麗な雲がたなびく夕焼けを撮影出来たのですが、下の海の部分が暗くなってしまったのが残念でした。ちなみにJR紀伊由良駅からバス使用で海岸に行きましたが、往復とも最終バスだったので、時間が間に合うように必死になっていました。

鳥ヶ首岬も、東京勤務時代に電車利用で訪れたものです。JR名立駅から1キロ程歩き、撮影の上名立駅に戻りましたが、冬の厳寒の闇の中、なかなか来ない列車をホームで一人待っていました。予定時間よりかなり早く列車がホームに来たと思ったら、大阪発・札幌行きの「トワイライトエクスプレス」が時間調整のためホームで停車しました。中を覗くと豪華な客室に乗客が楽しそうに会話をしていて、こちらとえらい違いだと思いましたが、それより当時は初めての一人暮らしが続いて若干ホームシックがあったので、「この列車は大阪から来たんだ」と故郷が愛しくなってしまった方が強く、その後列車がゆっくり進んで闇に消え、一人ホームに残された悲しさ・寂しさは忘れられません。


富津崎は、正直何を思ったのかよく分かりませんが、ふと夕焼けを見に行きたいと思っただけで突然出かけたのを覚えています。どんな場所かも知らずに行きましたが、岬の手前には大きな展望台があり、180度全て夕焼けの海を見渡すことができたので、来てよかったと思いました。


積丹岬は北海道を巡る9泊9日の旅の、北海道での最終日の早朝に訪れました。前日は積丹半島を周回する国道229号の、海の真横にあるトンネルの脇で車中泊をしたのですが、これが寝心地が悪く、殆ど寝ていなかった状態での訪問でした。積丹岬では意外と見晴らしの良い場所が見つけられず、そのまま日の出を迎えてしまいました。寝不足に加えて撮影がうまく行かず余計にガッカリでしたが、後日車中泊していた場所トンネルが崩落し、死者が出た事故が発生したので、命があっただけ良かったのかもと思いました。

橋杭岩(和歌山県串本町) H10.5.4

橋杭岩(和歌山県串本町) H10.5.4

白崎海岸(和歌山県由良町)H5.1.1

千畳敷(和歌山県白浜町)H12.8.14

富津岬(千葉県富津市)H7.8.24

積丹岬(北海道積丹町)H7.8.30

鳥ヶ首岬(新潟県上越市)H6.12.4