安の滝(秋田県北秋田市)H8.10.22
安の滝の詳しい内容については、「水のページ」内の「安の滝」をご参照下さい。

安の滝を訪れる前に、枝分かれの沢にある立又渓谷の滝を先に訪れましたが、「立又渓谷の滝」ページにあるように、途中姿は見えないものの獣のキツい匂いが気になりました。その後、安の滝に着くと、想像以上に黄色が強い紅葉が美しく、元から綺麗な滝を更に美しく見せていました。一番奥の高台まで行くと、滝の流身に丁度虹がかかっており、とてもラッキーでした。後で調べると午後2時から3時までの間は、滝の流身に虹がかかりやすいとの事でした。また、以前は9月上旬に訪れており、秋は特に雨が少ないため水量が減るはずが、この日は前回より水量が多かったのも良かったです。

滝の前に一人の男性が立っており、話をするとその方は地元の方で、滝の美しさに魅せられて年に何度も訪れているそうでした。もっとこの滝の美しさを色んな人に知ってほしいと言ってましたが、当時から有名な滝でありながら、情報通信が発達した現在では更に有名になっているのではないかと思います。二人で話しながら下山しましたが、その中で先ほどの獣の匂いについて話をしたところ、「そりゃ間違いなくすぐ近くに熊がいたに違いない。立又渓谷は熊の出没で有名なところで、地元の人は単独行動をしない場所である」旨を地元の方言たっぷりに教えてくれました。何も起きなかったから運が良かったものの、本当にゾッとしました。それからは、山に入るときは必ずクマよけの鈴を2つ付けて歩くようにしています。

なお、予め情報として「安の滝の横には、向かい合うように「白糸滝」が落ちている」旨聞いていたのですが、美しい紅葉に囲まれた糸みたいに細い滝が「白糸滝」と思い込んで撮影をしたものの、帰宅後確認したら別の滝でした。取り損ねたと思い落胆していましたが、現像をチェックしたところ、運よく1枚だけ端っこに白糸滝が写ったものがあったので、掲載しておきます。

 ※左上が「白糸滝」です。 

 ※「白糸滝」と間違えて撮影した滝(?)です。