山田池公園⑤(大阪府枚方市)
H15.2.15他

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この猫は、「山田池公園④・⑧」に書いています「もみじ谷」右の傾斜内の広場で初めて出会いました。そのページにある3匹の猫の他に、この猫がよそからやってきた感じでしたが、顔の模様が左右対称になっている三毛猫だったので驚きました。姿を現わすなり、3匹のうちの一匹にすごい剣幕で追いかけられ、必死に木の上に逃げて怯えていました。

可哀そうと思い、追いかけた猫を追い払った後も暫く木の上から降りてこず、やっと降りるかと思えば、今度は足を踏み外して必死に木にしがみついていました。但し、降りてきた後は落ち着きを取り戻し、カメラを向けるとポーズを取ってくれるようになりました。

その後暫くは上記の広場で懲りもせず木に登ったり(ただ好きで登っていましたが)、裏山を越えたアジサイ園の広場で姿を見ることが出来ました。「山田池公園②」に書いた通り、アジサイ園では猫の集会が開かれていることが多く、この猫も頻繁に顔を出していましたが、特に「山田池公園②」の猫とは仲が良かったようです。そういえば二匹とも木登りが好きだったような・・・。

1年以上小まめに山田池公園に通った後、4年程間隔が空いた後に再訪すると、代替わりしたのか以前の猫たちはいなくなっていましたが、「山田池公園①」の猫と、この猫だけは変わらずにいました。この猫は3匹の猫がいなくなった後の、あの「もみじ谷」横の広場に住んでいましたが、逆に他の猫がいないからか、どこか寂しそうに感じました。最後に見てから4年間の風雪等に耐えてきた分、以前より幾分大きく、逞しくなった体で、ゴロゴロ転がったり、撫でられて気持ちよさそうにしていました。残りも幸せな一生を送れるよう祈らずにはいられませんでした。

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