伯備線②(倉敷~伯耆大山間)R5.3.10

黒坂~根雨間
当日は深夜に高速道路を飛ばし、新見市内には5時頃到着しました。最初の目的地である井倉~方谷間へは余裕で到着するはずが、通り過ぎて高梁市まで行ってしまうミスをし、慌てて戻って「やくも」通過までギリギリ間に合いました。当日は朝から濃霧に覆われており、普段の風景が見えない状態でしたが、風景写真のつもりで気象状況を味方につけるようにしました。

続いて、布原~備中神代間に向かいましたが、何も知らずに現場に向かうと、布原駅が細い林道で山を超えないと行けない、とんでもない場所にあり苦労しました。更に撮影場所で「サンライズ出雲」撮影を試みたものの、後追い撮影なのに気づかず、背後から列車
がやってきては慌てて撮影してしまいました。

続いて次の撮影地に向かう途中、山間の備中神代駅を通過しましたが、霧に包まれた構内に貨物列車がポツンと停車しているのを撮影し、そのまま進むと芸備線との分岐がありました。芸備線の備中神代~東条~備後落合間はJR西日本内で最も収益効率の悪い区間で、廃止の議論がされていますが、備中神代駅も同様に寂しい雰囲気でした。

続いて備中神代~足立間で、線路を超える高架から俯瞰撮影をしましたが、背後の山に霧がかかる中、田んぼを走る列車の景色は美しかったです。欲を言えば、背後に見える、立派な車道の橋がなければ更に良かったです。

ここまではまだ順調でしたが、足立~生山間の撮影は苦難続きでした。まず、新郷~足立間の撮影場所が探せども分からず断念、生山~上石見間の俯瞰撮影の場所も分からず断念、次の上菅~黒坂間の俯瞰撮影ではカメラの不調によりシャッターが降りず、空しく列車が目の前を通過していきました。そうしている間に数少ない国鉄色の「やくも」がやってくる時間となり、無理矢理生山~上石見間で撮影する羽目となりました。

流れが完全に悪くなりましたが、続く黒坂~上菅間での線路を跨ぐ高架からの俯瞰撮影がうまく撮影できた後は、有名撮影地である黒坂~根雨間で、編成写真やカーブでの写真、橋上のでの写真等、お立ち台での手堅い撮影をすることができました。なお、この場所での撮影では、平日でありながら、10人余りのファンが撮影していました。満足は出来ましたが、それでも2ヶ所程撮影場所が分からず時間を無駄にしてしまったこともありました。

最後に、一気に南下し、方谷~備中川面~木野山間の橋上の撮影名所に廻りました。共に午後の上り列車が順光であり、多くのファンを予想していました。案の定、備中川面~木野山間は12人のファンがいましたが、方谷~備中川面間は私以外に1人しかいなかったのは意外でした。

最後にもう一つ、方谷~井倉間の撮影を考えたのですが、行ってみると駐車場所が撮影地から離れていて、かつ全く人が歩くスペースがない車道脇を、多くの大型トラックが走る中を歩く必要があり、更に撮影場所は上り坂の一番頂上にあるカーブ(内側)にあるため、あまりの危険度を感じて諦めました。

最後の撮影が16時と、早めの終了でしたが、これだけ多くの撮影が出来たのは、ひとえに「やくも」の本数が多いことに尽きます。正直岡山~米子間にこれほどの需要があるかは疑問ですが、かなり満足度の高い撮影でした。

黒坂~根雨間

黒坂~根雨間

黒坂~根雨間

黒坂~根雨間

方谷~備中川面間

備中川面~木野川間

備中川面~木野川間

備中川面~木野川間