播但線(姫路~和田山間)H22.10.23他
播但線は1894年開業・1906年全通の、姫路と和田山を結ぶ山陽・山陰を連絡する路線として存在します。現在は姫路~寺前間が電化されていますが、それまでは関西でも有数の非電化路線だったため、時代の流れで新型車両に変更されていくなかで、蒸気機関車は1972年まで、客車車両は1992年まで運用されていました。なお、1998年の寺前以南の電化以降は、姫路~和田山間を直通する列車は特急「はまかぜ」以外は無くなり、各駅停車は地域輸送中心となりました。今では姫路~寺前間は1時間2本程度で、寺前~和田山間は1時間に1本の運行間隔となっています。

播但線を走る「はまかぜ」は大阪発浜坂行きの特急ですが、智頭急行が開通するまでは大阪発着の唯一のディーゼル特急でした。また、先述の事情から新型車両が投入されるのも遅かったため、全国にも既に残っていなかったキハ181系が長く使用されていました。旧国鉄車両が田舎の風景の中を走る姿を撮影するのが理想としていた私は、何度も最後に残ったこの車両を撮影に出かけました。途中独特なカラーになったのは残念でしたが、2010年に後継車両に変わるまで大変お世話になりました。

このページは播但線というより「はまかぜ」のページとなっています。なお、雪が写る画像は、竹野駅(山陰本線)で撮影したものです。