磐越西線(郡山~新津間)H12.5.8他

上野尻~徳沢間
磐越西線は福島県の郡山駅から、会津若松駅を経由して、新潟県新津駅までを結ぶ路線です。1898年に郡山~中山宿駅間が岩越鉄道として開業し、翌年には若松駅、1904年には喜多方駅まで開業しました。1906年には岩越鉄道は官設鉄道の岩越線(がんえつせん)となり、新津側も信越線の支線として延伸された結果、1914年に全通し、郡山~新津駅間が岩越線となりましたが、1917年に平群線が全通して磐越東線と改称されたのと同時に磐越西線と改称されました。

郡山~会津若松間は電化区間で、磐越西線の大半の列車がこの区間を走っています。快速列車も多く運行され、一時期は特急列車の運行もされていました。会津若松~新津間は、喜多方~新津間が非電化区間のため、全てディーゼル車が使用されています。本数もかなり減り、直通列車が2~4時間に1本程度、その他区間列車が若干数設定されています。朝に新潟行きの下り快速列車が2本設定されていますが、磐越西線内では各駅停車になっています。以前は会津若松~新潟駅間に快速「あがの」が運転されていましたが、2022年3月のダイヤ改正で廃止となりました。

磐越西線を訪れる機会がなかなかありませんでしたが、初めて撮影したのは平成6年頃で、恐らく裏磐梯へ風景写真を撮影に行ったついでに、運行され始めて間もない「ビバあいづ」を撮影したと記憶しています。場所も行き当たりばったりで選んだ上に、列車が来る時間が迫っていたので背後に駐車場のある変な場所で撮影してしまいました。今では何時どこで撮影したのか記憶していません。その後再度平成10年に撮影した時も、裏磐梯撮影のついでに撮影したものでした。

平成12年に東北地方の鉄道撮影を3泊4日で行った際に、只見線と抱き合わせで会津若松~新津間に運行されていた「SLばんえつ物語」を撮影することとなりました。初めて会津若松より西側で撮影する機会でしたが、日程の都合上、只見線撮影の合間を縫ってSLが走る時だけ磐越西線を往復するというものでした。本当は鉄橋を走る車両を撮影したかったのですが、思ったより只見線との距離が離れており、間に合わなかったため急遽撮影場所を決めた状態でした。但し、同じ目的のカメラマンが複数固まっていたので、場所選びには時間を省略できたのは幸いでした。SL撮影後は鹿瀬~日出谷間の撮影のみ行い、すぐに只見線に戻りました。

私がSLを撮影したのはこの時と「SLびわこ号」のみで(過去に「やまぐち号」撮影は運行日を間違ってSLが来なかった苦い過去があります)、貴重な経験となりました。但し、磐越西線には平成20年まで「キハ52」が走っていたことを知り、SL撮影時に是非とも撮影しておきたかったと思うと共に、運行が無くなるまでに撮影しておくべきだったと後悔しました。

上野尻~徳沢間

上野尻~徳沢間

上野尻~徳沢間

猪苗代~川桁間

場所不明

鹿瀬~日出谷間