網島町(大阪市都島区)H29.3.4他
桜ノ宮公園は大川沿いに西側は北区、そして東側は都島区の西端に位置し、同区の南北の端から端まで続く長い公園です。その都島区側の公園最西南に位置する場所は、寝屋川に遮られ行き止まりとなっています。その場所が網島町になりますが、寝屋川と大川に挟まれた狭い空間に、桜ノ宮公園と京阪電車の線路が殆どを占める狭苦しい場所があります。そこに今回掲載した猫たちが棲んでいました。

茶白の猫と初めて出会ったのは平成25年12月でしたが、茶白・黒・白ブチの3匹が風を避けるように壁付近にいて、近づいても逃げようとしませんでした。その時は長居をしませんでしたが、次に会ったのは平成28年7月でした。茶白が暑さでバテたかのように寝そべっていましたが、以前会った時には反応が一転していました。懐っこく近づいてくるのでしばらく撫でていると、自らだらしないほどに仰向けにひっくり返り、動かなくなりました。「早くお腹を撫でろ」ということで、お腹を撫でるといつまでも気持ちよさそうにするので、時間がいくらあっても足りない程でした。とても可愛いとは言えないおっさん顔でしたが、愛嬌たっぷりで気に入っていました。

この場所は当時通勤経路であり、ランニングコースでもあったので何度も会う度に撫でており、平成30年10月にもう一度たっぷり撮影をさせてもらいましたが、その頃には黒猫と茶猫と3匹でいる姿を見るようになりました。但しもう二匹の猫は近くまで近寄れるものの触るところまでは至らず、茶白だけが相変わらず豪快に寝転がってくれていました。いつも会えるのを楽しみにしていましたが、平成31年の夏頃から急に姿が見えなくなりました。時折茶猫だけが付近の茂みに隠れるようにいるだけで、その茶猫も令和元年頃には姿を現わさなくなりました。

茶白の猫達の場所より更に南端に近い場所に、白黒の猫が1匹いました。初めて出会ったのは平成25年7月21日で、人はあまり通らない車道脇に座っていましたが、何事もないように道を横断し、向かいにある桜ノ宮公園の石垣に座りました。近付いても逃げることなく完全に人慣れしていました。その後も何度も会い、目を合わせるとこちらに鳴いて挨拶をしてくれ、何度も相手をしてくれました。懐っこく大人しい猫でしたが、この猫が他の猫と一緒にいる姿を見たことはありませんでした。

いつも会えるのを楽しみにしていましたが、令和1年9年2日の夜に会ったのを最期に姿を現わさなくなりました。突然の別れはいつもショックを感じます。

一番下には同じ場所で撮影した別の猫の写真も加えて掲載します。

H29.3.4

H29.3.4

H30.11.23

H30.11.23

H30.7.10

H30.11.23

H28.12.4

H25.7.21

H25.12.23