赤川①(大阪市旭区)R2.1.3他
赤川は旭区と都島区の境にある町で、JRおおさか東線・城北公園通駅が出来るまではバスでしか行くことが出来ない「陸の孤島」でした。逆にバスは大阪市営バスが大阪駅~守口車庫前間を分刻みで走る数少ないドル箱路線で、かつ赤川1丁目バス停から多方面に分岐する等、バスの主要地域としても存在する場所です。

赤川は北を淀川に面しており、堤防が続く町となっています。町自体は下町丸出しの細かい道が入り組んでいる町なので、猫が多く風情のある私好みの町でもあります。淀川を堤防沿いに東に行くと、淀川堤防と並行に続く下の道は途中右折して堤防から離れていき、城北公園入口へと向かっていきます。その堤防との並行が途切れる前の堤防下の住宅付近に、二匹のキジ猫が棲んでいます。いつも穏やかに寝ていることが多く、家の中に入っている姿を見たことがないので、野良猫ながら付近の人に面倒を見てもらっているのではないかと思います。大きな猫と少し小さめの猫(親子かも?)がいますが、この二匹がかなり人に慣れていて、私を見るなり遠くから鳴きながら小走りしてきます。写真を撮ろうとするにも離れてくれず、撮り終わって別れようとするも必死に追いかけてきて帰らせてくれません(特に小さい方)。

これだけ愛される(?)となかなか別れがたくなりますが、その余韻が残っているのか、何度もこの猫達に会いに行くので、付近の人たちが怪しい目で見ている時があるのが気になりました。猫達は必死に遊んでくれたり、足元で転がったりしてくれるので、色んな写真を撮影することが出来ました。

また、別の日に訪れた際、堤防から見える空一面に、見事なうろこ雲が広がっていましたが、運よくあの2匹がいつもの道路上ではなく、横にある堤防の斜面でくつろいでいたので、空と一緒に猫を撮影するチャンスでした。何とか撮影しようと一人焦っていましたが、二匹の猫はそんな焦る私を気にすることなく、通常通りのんびりとしており、そのうち背伸びや欠伸等もしてくれたりと、満点の役者ぶりを発揮してくれました。